【第92回アカデミー賞】主演男優賞を受賞したホアキン・フェニックスの経歴と代表的な出演作品とは | VODの殿堂

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【第92回アカデミー賞】主演男優賞を受賞したホアキン・フェニックスの経歴と代表的な出演作品とは

   
 

2020年2月9日におこなわれたアカデミー賞にて主演男優賞を受賞したハリウッド俳優、ホアキン・フェニックス。

彼が今回受賞した経緯にあるのは映画『JOKER』(以降、ジョーカーと表記)。

2019年10月14日に公開されDCコミックス『バットマン』に登場する最強の悪役ジョーカーが誕生する経緯が描かれています。

さらに第76回ヴェネツィア国際映画祭では最優秀賞にあたる金獅子賞も受賞した大ヒット作品ですよね。

また、ホアキン・フェニックスは別作品にて助演男優賞、主演男優賞を受賞してきているほどの実力者俳優なんです。

そこで今回は今もっとも注目されている俳優、ホアキン・フェニックスについて紹介します。

兄との死別を乗り越えた俳優

ホアキン・フェニックスは映画『スタンド・バイ・ミー』『マイ・プライベート・アイダホ』などの人気作品にて当時注目されていた俳優、リバー・フェニックスの実の弟です。

映画デビューは1986年に公開された『スペースキャンプ』ですが、8歳の頃から演技をしているほどの実力の持ち主です。

しかし、兄であるリバーの死をきっかけに俳優業を暫く休止。

彼が業界に復帰したのは1995年に公開された『誘う女』で、この時から子役時代の名前(リーフ・フェニックス)ではなく、本名のホアキン・フェニックスとして活動を再開します。

その後は映画『グラディエーター』にてアカデミー賞助演男優賞を受賞し、映画『ウォーク・ザ・ライン 君につづく道』では主演男優賞にノミネートされました。

2017年に公開された映画『ビューティフル・デイ』ではカンヌ国際映画際にて男優賞を受賞しています。

ちなみにホアキン・フェニックス、そして兄のリバー・フェニックス(故)を含めフェニックス家は役者一家として有名で、レイン・フェニックスが姉、サマー・フェニックスは妹なんだそう。

さらに妹のサマー・フェニックスは映画監督のベン・アフレックの弟と結婚しているため、アフレック家とも一族関係にあります。

凄い家族ですよね…。

彼らの子供もまた俳優として育つのであれば、天才しか生まれないんじゃないでしょうか?(汗)

また、彼らの才能は両親から受け継がれたものではなく天性のもの。

実はとても貧困な生活をしてきた一族という一面を持っているのです。

ホアキン達が幼い頃、両親は宣教師として活動していたのですが、リバーが団体の腐敗と異常性を告発し、両親の信仰心も失われたことで団体を離脱することに…。

生活基盤を失ったものの、アメリカに戻った際には「不死鳥のごとく蘇る」という意味を込めてフェニックスと苗字を改名したそうです。

そして、まさにその言葉通り!

リバーは10歳のころにテレビ出演を果たし、CMなどの仕事を経て映画俳優としてデビューを飾り、後に兄妹が続々と俳優デビューを果たしていったのです。

それまでは路上で歌や演技をしていた兄妹達でしたが、見事「不死鳥のごとく」蘇ったというわけですね。

しかし、若くして亡くなった兄の死は休業を余儀なくされるほどホアキンにとっては掛けがえのない存在だったといえるでしょう。

とはいえ、兄の死を受け入れたホアキン・フェニックスの演技はより磨かれたといえるのではないでしょうか。

それを証明するかのように今回のアカデミー賞・主演男優賞があるのではないかと、筆者は思います。

どこで何がどう起きるかなど誰にもわからないですが、ホアキン・フェニックスが今もなお活躍できているのはリバー・フェニックスのおかげと言っても過言ではありませんね。

過去の作品にも注目!

今回、アカデミー賞を受賞したホアキン・フェニックスですが、前途したようにいくつもの映画に出演しており、主演男優賞や助演男優賞はもちろん、ノミネートも多くされています。

今回は映画『ジョーカー』を含んだ5つの作品と受賞した賞を紹介します。

2000年公開映画『グラディエーター』

時は帝政ローマ時代中期。

ローマ軍の将軍・マキシマス・デシマスが皇帝と皇太子の確執に巻き込まれた末、家族を失うだけでなく奴隷にまで身分を落とすことに。

その後、皇太子への復讐を誓ったマキシマスはローマ文化の象徴の1つであるコロッセウムにて剣闘士(グラディエーター)として名を上げていくのだった。

ローマ時代、実際におこなわれていた剣闘士同士の戦い。

撮影は地形などがローマに似ていることからマルタ島で行われ、不足している部分などはCGによって細部にこだわり再現されたとのこと。

今作においてはマキシマスの復讐の相手である、皇太子ルキウス・アウレリウス・コモドゥスをホアキン・フェニックスが演じています。

【映画『グラディエーター』が受賞した賞】
放送映画批評家協会賞助演男優賞受賞
ナショナル・ボード・オブ・レビュー助演男優賞受賞
サンディエゴ映画批評家協会賞助演男優賞受賞
サウスイースタン映画批評家協会助演男優賞受賞
ブロックバスター・フェイバリット・ヴィラン賞受賞
アカデミー助演男優賞ノミネート
ゴールデングローブ賞助演男優賞ノミネート
英国アカデミー賞助演男優賞ノミネート

映画『グラディエーター』が配信されている動画配信サービス
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2005年公開映画『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』

伝説のカントリー・ミュージシャンであるジョニー・キャッシュの半生が描かれた映画であり、彼の2人目の妻・ジェーン・カーターとの愛を中心に物語が展開していく作品です。

今作の主人公・ジョニー・キャッシュを演じたのがホアキン・フェニックス、2人目の妻・ジェーン・カーターを女優のリース・ウィザースプーンが演じ、劇中歌
はすべて2人の歌声によるもの。

今作においてはリース・ウィザースプーンがアカデミー賞主演女優賞を受賞しています。

また今作にはジョニー・キャッシュの幼少期とホアキン・フェニックスが過ごした幼少期に少し酷似している部分があるんです。

貧困生活を過ごすも優しい兄がいて、その兄を事故で失ってしまうのです…。

幼少期とはいえ、ホアキン・フェニックスはどんな気持ちで撮影に臨んだのでしょうか…。

思わず胸が苦しくなるエピソードではありますが、彼の代表作として是非ともオススメしたい作品です。

【映画『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』が受賞した賞】

ゴールデングローブ賞主演男優賞受賞
グラミー賞サウンドトラック映画賞受賞
ハリウッド映画祭主演男優賞受賞
アカデミー主演男優賞ノミネート
英国アカデミー賞 主演男優賞ノミネート
全米映画俳優組合賞主演男優賞ノミネート
放送映画批評家協会賞 主演男優賞ノミネート

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U-NEXTHuluAmazonプライムビデオ
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2012年公開映画『ザ・マスター』

舞台は第二次世界大戦後のアメリカ合衆国。

カリスマと言われる素質を持った一人の聡明な男、ランカスター・ドッドに興味を抱いた青年フレディ・クエルが今作の主人公。

フレディは彼の思想に傾倒し、付き従うも次第にランカスターの言葉に疑問を抱くようになっていく。

今作ではホアキン・フェニックスが主人公・フレディ・クエルを演じるのですが、これまたクセのある役柄です。

というのも、フレディは”PTSD”(心的外傷後ストレス障害)を抱えており、ランカスターは俗にいう宗教団体のリーダーのような存在です。

作中では”PTSD”が引き金となって、周りへ暴行を加えるシーンもあります。

さらにどうにか治したくとも治らない、自制心がきかない人を演じるというのは難しいもの…。

ここに来てホアキン・フェニックスの演技がさらに注目されたのではないでしょうか?

主教に関する映画はいくつもありますが、今作はその中でもあまりスッキリとはしない作品といえるかもしれません。

【映画『ザ・マスター』が受賞した賞】

ヴェネツィア国際映画祭男優賞受賞
ロンドン映画批評家協会主演男優賞受賞
ロサンゼルス映画批評家協会主演男優賞受賞
サンフランシスコ映画批評家協会主演男優賞受賞
アカデミー主演男優賞ノミネート
ゴールデングローブ賞 主演男優賞 (ドラマ部門)ノミネート
放送映画批評家協会賞 主演男優賞ノミネート
英国アカデミー賞 主演男優賞ノミネート
放送映画批評家協会賞 主演男優賞ノミネート

映画『ザ・マスター』が配信されている動画配信サービス
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※U-NEXTは見放題配信、Amazonプライム・ビデオはレンタル作品のため別途有料となります

2017年公開映画『ビューティフル・デイ』

行方不明者を探す仕事を生業とし働いていたジョーが受けた依頼は上院議員の娘ニーナの救出だった。

売春宿で働かされているという情報を得たジョーは彼女を見つけ救出するも、待ち合わせのモーテルにて上院議員の死を知ることとなり、その直後汚職警官の手によってニーナと引きはがされてしまう。

わけのわからないままいたジョーは次第に真相を知るも、最愛の母を失ったことで自殺を試みる。

しかし、彼の脳裏にもう一度ニーナの姿がよぎったことで彼女を救い出すことを決断するのだった。

もう、ここまでくると彼の精神状態も気になってしまう筆者ですが、今作の主役であるジョーを演じたのはもちろんホアキン・フェニックスです…(苦笑)

作品の概要をざっくりと紹介しましたが、ジョーもまた”PTSD”でありさらに鎮痛剤依存症という人物です。

もはや演技による”PTSD”を抱えてないか心配ですよ…。

さらにジョーは自殺願望もある捜査員の役です。

とはいうものの、今作はジョーだけでなくニーナへもスポットを当てたいところ…。

性的虐待を受け続け、さらには父親が殺害されてしまう少女。

二人はどのような結末を迎えるのか、しっかりと見届けてください。

【映画『ビューティフル・デイ』が受賞した賞】
カンヌ国際映画祭男優賞受賞[25]
フロリダ映画批評家協会賞主演男優賞受賞
インディペンデント・スピリット賞主演男優賞ノミネート

映画『ビューティフル・デイ』が配信されている動画配信サービス
U-NEXTdTVAmazonプライムビデオ ※いずれも見放題配信

2019年公開映画『ジョーカー』

DCコミックスのなかでも人気作品『バットマン』に登場する最強のヴィラン”ジョーカー”の生い立ちが描かれた今作は全世界累計興収を7億8810万ドル(約857億円)を記録し、史上最高の興行収入を挙げたR指定作品です。

作中ではジョーカーが誕生するまでの経緯が描かれていますが、映画公開直後ではSNSを中心に賛否両論がされましたよね。

特に彼の生い立ちや受けてきた扱いなどはかなり悲惨なもの…。

この映画を見た人のなかには「感動ではない涙が流れたという声」もありました。

そのぐらい繊細な内容であり、かつ過激な表現により世界中の人を心酔させた作品といえるでしょう。

他の4作品については作品概要を紹介しましたが、こればかりはお伝えせずにいきたいと思います。

なぜなら、これまでのホアキン・フェニックスの演技の集大成ともいえるからです。

映画を見逃してしまった方も、また一度は見た方も是非何も言わずにもう一度見て欲しい作品です。

【映画『ジョーカー』が受賞した賞】
ゴールデングローブ賞主演男優賞受賞
英国アカデミー賞 主演男優賞受賞
全米映画俳優組合賞主演男優賞受賞
放送映画批評家協会賞 主演男優賞受賞
ニューヨーク映画批評家オンライン賞主演男優賞受賞
ロンドン映画批評家協会賞主演男優賞受賞
フェニックス映画批評家協会賞主演男優賞受賞
サンディエゴ映画批評家協会賞主演男優賞受賞
サテライト賞主演男優賞(ドラマ部門)ノミネート

映画『ジョーカー』が配信されている動画配信サービス
U-NEXTdTVAmazonプライムビデオ
※全てレンタル配信のため別途お金がかかります

過去にもノミネートまでされているものの、受賞までは至らなかった賞が多かったホアキン・フェニックスですが、今回のアカデミー賞は受賞という文字がズラリ…!

映画自体も高評価で終り、国内でもかなりの話題作となりましたが、彼の演技に魅了された方が世界中にいたことでしょう。

私も劇場へと足を運びたかった…( ノД`)シクシク…

まとめ

壮絶な生い立ちを経て自身で壁を乗り越え、さらなる高みを目指したホアキン・フェニックス。

すでに彼の素性を知っているから人からすれば、映画『ジョーカー』での演技は内側に秘めていた何かをさらけ出しているようにも感じたのではないでしょうか。

映画『ジョーカー』は賛否両論が多かったですが、彼の迫真ある演技によってほとんどの方がさまざまなことを考えさせられたと思います。

今回アカデミー賞を受賞しただけ、というわけではなく是非とも多くの方に見て欲しい映画です。

映画『ジョーカー』のあらすじ・ネタバレはこちら!

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